BLOGブログ

2019年01月11日

職業性腰痛の実態 ~プロローグ~

ブログ

札幌市内の整体院 こしラボ 院長の谷口です

 

 

今回からいよいよ職業性腰痛に関して色々とお伝えしていきたいと思います

 

 

初回ですので、今後に向けて要点などお伝えできればと思います

 

 

まず、最も腰痛が多い職種や事業は何だと思いますか??

 

 

平成25年版 職場における腰痛対策指針のデータによると

休業4日以上の腰痛発生件数は

 

社会福祉施設が最も多く、全職種のうち18.8%を占めます

 

 

2位は小売業 12.1%

 

 

3位は道路貨物運送業 10.7%

 

 

4位は医療保健業 7.3%

 

 

5位は接客娯楽業 6.5%

 

 

以下は、建設業、清掃・畜業、などとなっています

 

 

製造業は腰痛が多そうな印象があるかもしれませんが、全体でも15.9%と1位の社会福祉施設よりも少ないのです

 

 

職業性腰痛といっても様々な腰痛がありますが、おおまかに2つのタイプに分類することが出来ます

 

①災害性腰痛

業務上の負傷に起因する疾病のうちの腰痛

⇒転落など仕事中に生じた原因が明確な腰痛

 

 

②非災害性腰痛

重量物を取り扱う業務、腰部に過度の負担を与える不自然な作業姿勢により行う業務その他腰部に過度の負担のかかる業務による腰痛

⇒前かがみ作業を繰り返していて腰痛、長時間立ちっぱなしで痛いなど腰痛との関係性が必ずしも明確ではない腰痛

 

 

に分けることができます

 

 

ちなみに平成23年のデータでは休業4日以上に認定された腰痛は

災害性腰痛 4792件

 

非災害性腰痛 531件

 

災害性腰痛非災害性腰痛の9倍近い件数です

 

 

ただし多くの場合、仕事中に重いものを持ち上げたから腰痛になったり、仕事中に転んで腰を打ってから腰痛になったというよりは、その仕事を長年続ける中で徐々に痛くなっている非災害性腰痛の方が多いのが実態です

 

 

昔から日本では労働安全衛生の観点から災害性腰痛の発生防止には力を入れていますが、非災害性腰痛の予防や対策はまだまだ不十分だと考えています

 

 

昨日ネットの記事で紹介されていましたが、会社勤めの男女を対象とした調査で、約8割が作業効率や労働生産性が低下していると報告していました

 

 

非災害性腰痛の場合、仕事自体はできるけど、痛みが気になって作業効率の低下や生産性が低下するというのは簡単に想像することができます

 

 

さらに今後日本では、少子高齢化の影響で①労働人口の減少 ②労働人口の高年齢化が生じます

 

 

当然、若い人より高齢者の方が腰痛が多いので今後はさらに職業性腰痛が増加します

 

 

これは非災害性腰痛だけではなく、高齢者の転倒・転落の増加は現時点でも増加していますので災害性腰痛も増加する可能性があります

 

 

仕事をしていない人ももちろん大切ですが、簡単に通院することができない仕事をしている人の腰痛 職業性腰痛を防ぐことは社会的に重要な課題だと思います

 

 

本日はここまでです

 

 

質問などあればホームページのお問い合わせから遠慮なくご質問ください

 

 

〒064-0826

札幌市中央区北6条西26丁目1-14 NORTH SQUARE GARDEN西28丁目駅前 103号室

背骨・骨盤 コンディショニングこしラボ

ご予約お問い合わせは 090-8876-9524
背骨・骨盤コンディショニング こしラボ

CONTACT

お問い合わせ

ご予約・お問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせはこちら

090-8876-9524